車両保険は、契約した自動車の価値に応じて補償をしてくれる保険
車両保険は、契約した自動車の価値に応じて補償をしてくれる保険です。
通常の事故では自分の自動車も壊れてしまう事が多いので、修理が必要となるのです。
しかし、対物賠償保険は他人の財産を補償してくれますが自分の財産は対象外なのです。
車両保険では自分が契約した自動車が受けた損害を補償する保険なのです。
また、盗難や水害といった自然災害で損害を受けた場合も補償してくれます。
ただし、地震と火山活動に関しては通常の車両保険では対象外としています。
これは、損害規模が大きくなり保険会社が倒産してしまう可能性があり、その対策として再保険と言う手段を使うのですが、日本は地震と火山のリスクが高い為再保険を契約し難い環境にあるのです。
地震保険は特約で加入出来る場合もありますが扱っていない保険会社もありますので注意しておきましょう。
車両保険では契約した自動車の価値に応じて保険料が決まります。
新車の高級車は高く、古くなる程、安い価格になる程、保険料は下がる事になります。
また、年式で計算する為車両保険は毎年下がる事になります。
これが意味する事は車両保険では保険会社が決めた車の価値以上の補償をしないという事です。
例えば50万円の価値を想定している自動車の車両保険では、損害額が55万円でも100万円でも50万円の補償が最大となります。
損害額が50万円に達した時点で全損扱いとなり、修理をせずに他の同価値の中古車を買って下さいという事になるのです。
実はこの事は対物賠償でも同じように扱われます。
安い価値の自動車は損害が限定されるのが自動車保険の常識となるのです。