電車に絡む車の事故は大抵が大きな損害賠償を伴いますので注意が必要
交通事故で電車を止めると損害額は大きくなる事があります。
特に、都会の主要な電車は本数も多いので長時間の運休は影響が大きくなります。
電車に絡む事故は大抵が大きな損害賠償を伴いますので注意が必要なのです。私が聞いた例をご紹介します。
ある電気工事店の高所作業車がありました。
荷台には高所作業をする為の設備が付いている自動車です。
ある時この作業用の設備を完全に下げずに移動を開始してしまいました。
そして、踏切を通過して電車の架線を切断してしまったのです。
当然、架線が切れてしまうと電車は運休を余儀無くされます。
地方でしたので沢山の普通電車が行き交う環境ではありませんが、特急や普通電車、貨物列車など1時間に5本程度の往来がありました。
鉄道会社から後日損賠賠償で請求された金額は2000万円だったそうです。
しかし、加入していた保険の対物賠償は500万円しか無く電気工事店は倒産する結果となりました。
これが都会の往来が激しい電車の場合ならもっと損害額が大きくなったかもしれません。
公共の交通機関はそれに依存している人が多いと運休の影響はかなりの範囲に及んでしまいます。
その原因を個人が作ってしまうととても賠償しきれない可能性もあるのです。
対物賠償を甘く見てしまうと思わぬ結果となる事もあるのです。踏切を通過する際には細心の注意をして事故を起さないように心掛けましょう。
怪我人を出さなくても人生が変わる程の損害賠償を受けないように心しておきましょう。