交通事故で子供を死亡させた!?子供の可能性からの賠償額とは?
自動車事故での賠償金額は増え続けています。色々な要因がありますが、代表的な賠償例をご紹介します。
交通事故で子供を死亡させてしまうと、その賠償額は比較的大きな金額となります。
これは、その子供が将来獲得したであろう利益を計算するからです。
これを遺失利益と言います。
そして死亡してしまったので、先の話は仮定して妥当な計算をする事が求められています。
普通のサラーマンの子供の場合は数千万円の賠償金額となるのが多いと思います。
しかし、開業医の子供だった場合は将来医者として跡を継ぐ可能性が高いので計算ベースが高くなってしまうのです。
すると、賠償金額は億単位になってしまう場合があるでしょう。
これと同様に大会社の社長の息子であれば、将来を約束されているので同じように多額の賠償金を請求されます。
この様に子供の命に関してもその環境から算定される遺失利益には格差があります。
サラリーマンの子供が医者になったり会社を起こして大成功する例もありますが、無くなってしまってはあくまでも可能性問題として考えられるのです。
子供の可能性は親が決めるという多少矛盾をはらんだ考え方なのですが、これが妥当として裁判でも認められてきているのです。
本来であれば生きていた子供ですからその生命をお金に換算するのは忍びないのですが、保険業界は全てお金を基本にしていますのでこの様な結果となるのです。
出来るならば痛ましい事故を起さないようにするのが一番良いのですから、日頃の運転には注意しましょう。