保険会社が免責とする場合と自分が免責を設定する場合
自動車保険には保険会社が免責とする条件が決められています。
保険証書の裏側や申込書に小さな字で大量の保険契約の条文が書かれているのを見ている筈です。
とても個人でこれを把握する事は難しいですし、保険会社でも把握しきれていない場合もあるのです。
保険会社が免責とする代表的な例をあげると、まずは違法運転による事故は免責となります。
飲酒運転や暴走行為、法律で禁止されるような乗り方をしていた場合は補償されない事になるのです。
これ以外にも、自殺を目的とした運転も免責となります。
殺意を持って故意に事故を起こす事も免責になります。
保険金を目的として起こした事故も免責になりますし、持病で運転が困難になる事を把握しているのに運転して事故を起こした場合も免責となります。
とにかく細かな規定があり保険を適用出来ない免責規定が沢山あるのです。
これとは別に、自分で自動車保険の免責を設定して保険料を安くする事も出来ます。
代表的な例では、車両保険の金額による免責を設定すると保険料は下がります。
利用者限定の自動車保険もある意味では免責を増やしている事になります。
自動車保険の補償範囲を狭める事は免責を自ら設定して保険会社のリスクを下げている事になるのです。
この場合は、大抵保険料を安くする目的で契約者が自ら行います。保険会社が免責としている場合とは根本的に考え方が違うのです。
自分で補償範囲を狭める事は自分のリスクを増やす事になるのは十分に覚えておく必要があるでしょう。