自動車保険の等級制度って何なの?
自動車保険には等級制度が設けられています。
保険事故が無い人に対しての割引を行い奨励する意味と、保険利用があった場合の懲罰的な保険料を適用する為に存在しています。
この考え方は一部の保険事故を起こした人と全く保険利用が無い人を公平に扱う為に考えられている部分もあります。
保険事故を起こした人と保険利用が無い人で同じ保険料を支払うのは保険事故を起こした人にとって一方的に有利で公平性にかけると考えられるからです。
等級制度では最初の自動車保険契約時に6等級からスタートします。
保険利用がなければ毎年1等級ずつ上がり、14年後に20等級となるのです。
20等級になると同じ条件の保険から6割引きとなるのでかなり安い保険料となります。
実際には年齢が進みますので保険料の基本が変わります。更に安くなる場合もあります。
逆に5等級より下の等級は割増の保険料が適用されます。
保険事故があった翌年は3等級下がりますので、元の状態に戻るのに4年必要な計算になります。
等級制度は保険会社が変わっても引き継がれますが、6等級以上の割引となっている等級は引き継ぎ条件があります。
無保険期間が長引くと引き継がれない場合が出てきますので注意が必要です。
5等級以下の割増の保険では自動車保険をかけない事で等級をリセットしようとする人が居ますが、基本的には3年間は等級が維持されていますので無謀と言えるでしょう。
また契約の際に過去の事故歴の有無を撹乱が存在していますので、嘘を書くと保険が支払われなくなる可能性があります。
20等級まで進んでいる人が保険事故を起こした場合翌年から17等級になりますが、この場合それ程保険料は上がりません。
長年保険利用をしていない人に対して、たまたまの事故で保険料が大幅に上がってしまわないように配慮されているという事です。