損害保険の中の賠償責任保険の意味をご存知ですか?
損害保険の中には賠償責任保険という物があります。
保険会社の窓口に行くと賠償責任保険のパンフレットを置いていますので、見た事がある人も居るでしょう。
この保険は、他人に対して損害を与えて賠償責任が発生した場合に補償をしてくれる保険です。
子供が遊んでいて人の家のガラスを割ってしまったり、自動車にいたずら書きをして傷付けてしまったり、共同住宅で水漏れを起こして階下の部屋を水浸しにしてしまったり、または喧嘩して他人に怪我をさせてしまったり、生活をしていると他人に損害を与えて賠償しなくてはいけない場面があるのです。
そんな時に利用する保険として、賠償責任保険はあります。
そして保険料は意外と安い場合が多いです。
年間数千円で加入出来るので子供が小さいうちには加入しておくと良いかもしれません。
自動車保険はこの賠償責任保険を基礎としている保険なのです。
自動車事故では、他人の命や財産に損害を与えてしまう事多くなりますので、それに対して補償するのが自動車保険の役割でもあります。
しかし、通常の賠償責任保険に比べて高額な保険料となります。
それは、自動車という物が比較的大きな損害を与える可能性がある為です。
自動車は鉄の塊で高速で移動する物体ですから、事故の際には大きな損害を与える可能性がある物なのです。
そして、人に損害を与えてしまうと、それを賠償する責任が発生します。
子供のいたずら程度なら何とかなるかもしれませんが、人の命を奪ってしまうととても賠償しきれない可能性もあるのです。
他人に損害を与えない事が一番重要ですが、それが完全に回避出来ない現状では自動車保険が必要となるのはお分かり頂けるでしょう。