任意保険では特約による補償範囲の拡大可能な点が最大のメリットです

任意保険では補償範囲を広げる為に特約や他の保険を契約に含める事が出来ます。
自動車事故で起こる損害は事故相手だけで無く自分にも及ぶ可能性があります。
対人賠償や対物賠償が想定しているのは事故相手に関する損害賠償ですので、自分の損害を想定していないのです。
また、保険や法的な解釈として家族は同一家計の場合、収支が同じと考えられるので家族に対する補償は通常想定されません。
賠償する側と賠償を受ける側が同じである場合、損害賠償が成立しないとされている為です。
また、相手の無い事故では損害賠償をする相手が存在せず、保険が適用されない事があります。
地震や火山活動は損害保険の中でも特殊な扱いを受けますので、通常は補償対象となりません。
この様に、任意保険には細かな補償範囲が設定されている為、事故の内容によっては補償されない事があるのです。
これを保証する為には、それぞれを補償対象とする特約や他の保険に契約しておく必要があるのです。
こうした考え方は保険業界の特殊性があります。損害保険ではそれぞれの補償範囲でのリスクを計算して保険料を決めています。
広範囲の補償を前提とすると自動車保険では保険料が高額になってしまうのです。
基本となる補償範囲とそれに追加出来る補償範囲を別途用意して、契約者自身が選択する事で補償範囲を決定出来るようにしているのです。
任意保険はその名の通り、任意で加入する保険ですが、その補償内容も任意で選択する保険なのです。